Twitterなんかを見ていると、「Webライターは稼げない」っていう書き込みを時々見るのですが、やっぱり稼げないんですか?
確かに、最近は在宅ワークが人気だからWebライターがなかなか仕事を獲得できないというのはありますね。でも、稼げないというわけではありませんよ。
そうなんですか?
1か月で1000円とか、2000円とかっていう話も聞きましたが。
そうなんですか?
それ、逆に不思議ですよ。私は初月から3万円くらい稼げましたけどね。んよ。
確かに、Webライターを始めたが稼げないという声はあります。Webライターは資格不要で誰でも取り組める副業として人気が高いのですが、1か月取り組んだ報酬が1000円ということはないでしょう。
例えば、詐欺のような文字単価の案件の場合は1記事100円というものもあります。詐欺案件についての詳細は下記リンクの記事を参考にしてください。
しかし、そうでない場合は正しくWebライターとして活動すれば、稼げないということはありません。
そこで今回は、
Webライターが稼げない理由と対策
について解説しましょう。私自身もそれ程多く稼いでいるわけではありません。しかし、稼げないということは無いので、その辺りについては声を大にして言いたいところです。
もし、あなたが「Webライターに挑戦してみたいけど稼げないのならやめようかな・・・」などと思っているなら、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。
Webライターは誰でも簡単に始められるだけでなく、可能性の大きな仕事だと感じています。少しずつステップアップして、稼げるWebライターを目指しましょう!
Webライターが稼げないって本当?
そもそもWebライターってどのくらい稼げるものなのでしょう?
近年、企業に縛られないフリーランスという働き方を選択する人が増えてきました。調査によると、2021年現在では1,670万人がフリーランスとして仕事をしていることがわかっています。
その中でもWeb関係の仕事に携わっている人の割合が約2割。その中にはWebライターだけの収入で生活を営んでいる人も多数おられます。では、どのくらいの収入が得られるのでしょうか。
フリーランス白書によると、400万円未満が約半数を占めていることがわかります。
もちろん、フリーランスの年収調査なので、Webライターの年収と一致するわけではありません。しかし、Webライターに関しても概ね上記のグラフのような状況であると推定できます。
どうして稼げないWebライターが存在するのでしょうか。主な理由としては次の3つが考えられます。
Webライターが稼げない理由
- 需要と供給のバランスが異常
- ライター募集は単価の低い案件が多い
- 記事が書けずに挫折する人が多い
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
Webライターが稼げないのは需要と供給のバランスが異常だから!
近年、広告業界ではテレビよりもWebメデイアに力を入れるようになり、Webライターの需要も増えてきています。そして、クラウドワークスやランサーズを見ても、Webライターの募集案件は非常に多い現状です。
しかし、募集に対してWebライターの応募数が非常に多いので、なかなか採用して貰えないという状況となっています。
例えば下の画像は現在もクラウドワークスで募集されている内容です。
20人の契約は多いと言えますが、問題は応募数が多いという点です。画像内の赤枠を見て頂くとわかりますが、362人が応募しています。しかも、締め切りまで期間があるので、今後も増え続けることでしょう。
従って、応募しても採用される確率は非常に低くなります。あなたが経験豊富で、素晴らしい記事が書けるのなら採用される可能性はありますが、初心者の場合はほぼ確実に不採用となるでしょう。
つまり、このような案件に応募しても稼げない(採用すらされない)ということになります。あなたも同じような経験があるのではないでしょうか。
しかし、実は需要と供給のバランスが逆転する場合もあります。
Webライター募集は単価の低い案件が多い
優秀なWebライターには高い単価の仕事が依頼されますが、優秀でないWebライターは低い単価の案件しか採用されないということもあります。
例えば、前述したような文字単価が0.05円のような記事作成案件です。
最近はそのような低単価のWebライター募集案件が少し減ってきたように感じますが、やはりまだまだあります。
そして、低単価の案件については応募も少なく、採用される確率が高くなります。ただし、いくら頑張って書いても元々の報酬が少ないので稼げないのが実情です。
応募しても採用されないから低単価の案件に応募する。そして、低単価の案件だから、書いても書いても稼げないという悪循環になります。
稼げるまでに挫折して稼げないWebライターが多い
単価の低い案件に挑戦し続けていると、少しずつ単価が上がることもあります。しかし、単価が上がるまでに多くのWebライターが挫折して辞めていきます。
Webライターは誰でも気軽に取り組める仕事という認識です。ところが、実際は様々な決まり事が多くあり、採用されるレベルの記事に仕上げるのは大変な作業。何度もフィードバックを繰り返し、やっと仕上げた記事は数百円・・・
挫折するのも理解できるのではないでしょうか。そして、これが多くのWebライターが稼げないと言われる理由です。
では、稼げないWebライターから脱却する方法はないのでしょうか。
稼げないWebライター!すぐにできる2つの対策方法
なぜWebライターは稼げないという印象が強いのかということについてはわかりました。では、実際に稼げていないWebライターが稼ぐにはどうすれば良いでしょう?
すぐにできる対策方法としては次の2つの方法が考えられます。
ポイント
- タスク方式の仕事を選ぶ
- クラウドソーシングサービス以外からの受注
もう少し詳しく見ていきましょう。
タスク方式のWebライター案件で「稼げない」から脱却!
クラウドワークスやランサーズには、次の4つの仕事形態があります。
ポイント
- プロジェクト方式(固定報酬制)
- プロジェクト方式(時間単価制)
- コンペ方式
- タスク方式
Webライターの案件で最も多いのがプロジェクト方式です。しかし、初心者でプロジェクト形式のWebライター案件が獲得できないという場合には「タスク方式」に取り組んでみるのも良いでしょう。
タスク方式は単価が安いというイメージがあるかもしれません。しかし、中には単価の高いタスク案件もあるので、ぜひ探してみてください。
では、クラウドワークスでタスク方式のWebライター案件を検索する方法について解説します。
まずはメニューより「仕事を探す」をクリックし、下の画像のように「ライティング・記事作成」を選択してください。
更に、画面の下の方にある「絞り込み」で「タスク」にチェックを入れて検索します。
すると、タスク方式のWebライター案件が表示されます。ただし、単価の安いものが多く目立つので、表示方法を「金額が高い」に設定してください。
すると、下の画像のように、比較的単価の高い案件が表示されます。この中から選択して応募してみましょう。
タスク方式は1つの案件で複数の応募が可能なので、誰でも応募できます。ただし早い者勝ちです。
従って、タスクをこなしている間に他の人が仕事を終えてしまうという場合もあり、せっかく書いた記事がボツとなるかもしれないという点だけ注意してください。
クラウドソーシングサービス以外からの受注を受けよう!
クラウドソーシングサービスは競争倍率が高く、なかなか思うようにWebライターの案件を獲得することができません。
そんな時におすすめなのがクラウドソーシングサービス以外で仕事を受けるという方法です。おすすめはTwitterなどのSNS。「ライター募集」や「#ライター募集」で検索してみてください。
すぐに見付からなくても、毎日検索していると必ず募集されている方がおられます。しかも、継続案件が多いという印象なので、しばらくは安泰でしょう。
また、クラウドソーシングサービスについても、1~2か所の決まったサイトだけではなく他のサービスを利用するのもおすすめです。おすすめは以下のクラウドソーシングサービスです。
他にも、検索エンジンで「ライター募集」と検索するとWebライターを募集しているサイトがあります。ぜひ利用してみてください。
まとめ
今回はWebライターは稼げないということについて考えてみました。もう一度記事を振り返ってみましょう。
Webライターは稼げないというイメージを持っている人が多いようですが、稼げないというわけではありません。ただし、簡単に稼げるというわけでもありません。その理由としては次の3点です。
ポイント
- 需要と供給のバランスが異常
- ライター募集は単価の低い案件が多い
- 記事が書けずに挫折する人が多い
稼げないという状態が続き、多くのWebライターが辞めいくというのが現実です。そうなる前に、次の2つの方法に取り組んでみてください。
ポイント
- タスク方式の仕事を選ぶ
- クラウドソーシングサービス以外からの受注
稼げないWebライターから稼げるWebライターになりましょう。
Webライティングは稼げないというわけではありません。しかし、特別なスキルが必要ないのとは言え、簡単な仕事というわけでもありません。まずは簡単なタスク案件から着実にスキルアップしてみてはいかがでしょうか。