クラウドワークスを利用している方は少しだけ注意した方が良いかもしれません。
先日、クラウドワークスのライター募集に応募したら、不採用と同時に怪しい返信が来たんですよ。
怪しい返信って・・・詐欺みたいな?
クラウドワークスでそんなことあります?
そうそう、ネットで調べると「詐欺多い」って書かれてる記事もあるから、あるみたいですよ。気を付けてくださいね。
そうなんですね。
クラウドワークス側は詐欺が多いってわかってて対応してないってことですよね。
実は、詐欺に該当しないレベルの怪しい募集もあります。特に多いのがライター募集の案件ではないでしょうか。
そこで今回は、
クラウドワークスは詐欺が多い?
ということについて考えてみたいと思います。実際に私が応募したいくつかの案件の中から怪しそうな4つのケースを紹介し、その内容を詳しく見ていきましょう。
また、詐欺案件を事前に回避する方法についても提案しますので、これからクラウドワークスの案件に応募する時には、ぜひ参考にしてください。
時間は有限ではありません。極力無駄な時間は省きましょう。
クラウドワークスは本当に詐欺が多い?
ネットの情報では「クラウドワークスは詐欺が多い」と書かれているサイトもありますが、実際にクラウドワークスを使用していても明らかに詐欺という感じの募集は見当たりません。
しかし、中には
この案件はちょっと怪しいな・・・
というものもありました。主な案件は次の4つのパターンです。
チェック
- 講座のサイトを読んで感想を書く(70円)
- 応募した案件とは別の副業を勧められる
- 明らかに単価が安い案件
- モニター募集で商品を購入させられる
では、もう少し具体的に解説していきましょう。
クラウドワークス感想を書く案件!これって集客目的の詐欺では?
募集内容としては、ある講座のサイトを見て感想を書くというものでした。講座はLINEで送られてくるURLをタップすると表示されるという仕組みです。
講座は全6回で、毎回24時間以内に感想を書かなければならないことになっていました。しかも、感想の内容は次の3つの項目全てに記入するということなので、文字数は多くなります。
- 講義を読んだ感想
- 講義で学べたこと
- 講義を読んで今後どのように動きたいと思ったか
上記の感想を6回送って、得られる報酬は70円。報酬が安くても、自分にとって学びがあるのなら何とも思いません。むしろお金を貰って勉強ができるなんてラッキーなくらいです。
しかし、残念ながら講座とは名ばかり。実にお粗末な内容でした。興味のある分野だったので、楽しみにしていたのですが・・・
具体的な内容には全く触れず、以下のような内容が繰り返されます。
- 勉強する前は苦労していたという身の上話
- 素人が1週間で技術を身に着けたという疑わしい話
- その技術があれば簡単に稼げるという怪しい話
これは、一昔前の情報商材のLPを延々と見せられているのと同じです。食べるのも苦労していた状態から一発逆転したというアメリカンドリーム的な。・・・
そして、最終的には有料講座のオファー。
つまり、70円で集客をして、有料講座に誘導するという実に詐欺っぽい手法だったということになります。クラウドワークスは実際の仕事内容までは把握していないので仕方がないことかもしれません。
この募集に対して、62人が応募。その内の35人と契約をしています。しかし、実際に報酬として70円を受け取った人がいたのか否かはわかりません。ちなみに、最後まで講座を見なかった私は70円の報酬すら受け取れませんでした。
クラウドワークスで応募した案件とは別の副業を勧められる詐欺案件
とあるライター募集案件に応募したところ、下記のようなメッセージが届きました。
今回せっかくご応募をいただきましたが、こちらの案件は既に定員に達してしまいました。
ただ、こちらのお仕事とは異なりますが、
他にも副業を行っています。現状に不満がある 半年後、1年後大きく変わりたい
そんな方におすすめの案件です。
先の案件の募集が終了したため、より収入を得ていきたい方におすすめの案件です。(中略)
◆募集◆
今回はパートやバイトの代わりとして仕事をしたい、という真面目な方を募集致します。
雇われで働きたくない方は、自分自身に時間やお金など投資ができる方は「すぐに成果を出せる方」です。この時代自分自身で情報を得て、収入を得るという力は必ず役に立ちます。
マニュアル、サポート完備のため、初心者の方も参加しやすい案件です。
詳細など興味を持たれましたら
↓↓↓
https://~~(LINE登録画面のURL)〇〇までご連絡下さい。
『既に定員に達してしまいました。』と書かれていますが、何人と契約したのかと思って確認してみたところ・・・
59人の応募に対して契約した人は0人という衝撃的な結末です。定員は0人だったということでしょうか。この時点で詐欺案件が確定しました。
メッセージに書かれているURLをクリックすると、LINEのQRコードが表示されます。LINEへの登録を誘導するという手法です。
残念ながら、実際にLINEの登録はしていないので、この先にどのような展開が待ち受けているのかというところまでは確認していません。恐らく先程と同様に有料サービスへの誘導ではないかと考えます。
実際にLINE登録する勇気はなかったことをご了承ください。
クラウドワークスの中には明らかに単価が安い案件がある!
クラウドワークスのライティング案件の中でも次のような案件には応募しない方が良いでしょう。
注意
- 文字単価0.1円以下の案件
- テストライティングが無料
例えば、下の画像のような案件は文字単価が安く設定されています。
クラウドワークス側からも「この仕事は、相場に対して報酬額が低い可能性があります。」との忠告文が書かれているので、応募は控えた方が良いでしょう。
表には「~5,000円」と書かれていますが、実際の報酬額は500円です。しかも、2000文字ではありません。2000文字×5記事で500円。つまり、文字単価は0.05円。
ライターの文字単価は安くても1円前後を目安と考えましょう。「学びたいから」という理由からこのような案件に応募するのはおすすめできません。それなら、きちんとしたライティング講座に申し込んで勉強するのをおすすめします。
また、テストライティングで報酬が発生しないという場合も詐欺に近いと考えるべきです。テストライティングとは言えお仕事と捉え、安くても良いので報酬を受け取るべき。
そのような詐欺に近い案件には応募しないようにしてください。
クラウドワークスではモニター募集!実際は商品の購入が必要?
クラウドワークスでは商品モニター募集案件が意外とあります。商品を実際に使用してみて、そのレビュー記事を書くという案件です。
残念ながら、何度応募しても不採用の通知しか届かないので、私自身はモニター経験なし。とはいえ、自分が採用されないから商品モニターの案件が全て詐欺案件と言っているわけでもありません。
実際にクラウドワークスのモニター募集案件に採用されたことがないのでわからないのですが、中には商品を購入させられるという報告もありました。報酬が支払われない場合もあるので、注意してください。
クラウドワークスの募集の中で、自分で商品を購入するということはありえないので、すぐさまクラウドワークスに詐欺案件として通報しておきましょう。
また、中にはLINEで直接連絡をするように指示されるケースもあります。しかし、直接連絡することも、クラウドワークスの規約違反です。この点いついても通報してください。
先程の案件で通報したところ、すぐに下記のような表示となっていました。
ただし、規約違反があったところで、このような業者は別のアカウントを取得して再度詐欺案件の募集を行うでしょう。では、このようなクラウドワークスの詐欺案件を回避するにはどうすればよいのでしょうか。
クラウドワークスの詐欺案件を回避する方法
実は、確実ではありませんが、詐欺案件かどうかを見分ける方法があります!
クラウドワークスは登録した状態でお仕事の募集も応募も可能です。しかし、より信頼度を高める方法として、本人確認をする必要があります。まずは下の画像の赤枠部分をご覧ください。
本人確認をしていない状況の場合、「本人確認未提出」と表示されます。更に、この場合「発注ルール」へのチェックも終わってません。
更に、評価やレビュー、発注実績を確認するとかなり怪しい業者であることがわかります。
従って、良さそうな案件を見付けた場合には、上記のようにその発注者の情報を確認してから応募することをおすすめします。
まとめ
ライティングのお仕事を探すときにはクラウドワークスやランサーズなどを利用することが多いと思いますが、その際には詐欺案件に気を付けて応募しましょう。
私の知る範囲で詐欺案件と思われるものは次のような4種類の案件です。
ポイント
- 講座のサイトを読んで感想を書く
- 応募した案件とは別の副業を勧められる
- 明らかに単価が安い案件
- モニター募集で商品を購入させられる
どれも仕事として取り組むような内容ではなかったり、労力に見合わないような仕事内容ばかりです。
上記の中で、単価が低い案件などは募集の内容を見れば一目瞭然ですが、その他の詐欺案件については意外とわからないかもしれません。
そのような場合には、その募集している業者の詳細ページより下記内容を確認することをおすすめします。
- 本人確認
- 発注ルールへのチェック
- 評価やレビュー
- 発注実績
詐欺案件に時間を費やすことは時間の無駄です。そんな無駄な時間を使うのなら、何かの勉強やブログなどを書くことに時間を費やしましょう。
ライティングの勉強をするのなら、1文字0.05円の案件に応募するよりも講座を受講して勉強するのがおすすめです。