FX

FXと外貨預金はどう違う?メリット・デメリットを徹底比較!

私

実は外貨預金をしようと思っていた時期があったのですが、FXと外貨預金って似てますよね?どっちが良いのでしょう?

先生
先生

確かにFXと外貨預金は為替によって利益が変動するので似ていますね。
一言でいうと、FXはハイリスク・ハイリターン、外貨預金はローリスク・ローリターンというイメージでしょうか。

現在、日本国内での貯蓄は利息もほとんどありません。そういった考えから、外貨預金は非常に良い手段だと考えていた時期がありました。

しかし、意外と手数料が高いということと、利益が出るとも限らないという点で利用するのをやめたという経緯があります。そして、外貨預金と似たシステムのFXを始めてみたところ、FXと外貨預金は似て非なるものということを痛感しました。

そこで今回はFXと外貨預金にはどのような違いがあるのかということについて解説しましょう。

今から始めるならFXか、それとも外貨預金か・・・この記事を読んでから決めてみてください。それぞれの良い点悪い点が良くわかると思います。

FXと外貨預金はどう違う?利益を求めるならFXが有利!

FXと外貨預金はどう違う?

私

FXは外貨預金に比べてリスクが大きいというイメージですが、その理由は資金の関係ですね!

FXと外貨預金はどのような違いがあるのでしょうか。主な違いについて表にまとめましたので、下表をごらんください。

項目FX外貨預金
手数料1ドルあたり15銭程度1ドルあたり1円程度
利息の受け取りあり(スワップポイントとして毎日確定)あり(満期時)
取引資金(レバレッジ)資金の1~25倍まで取引可能資金の範囲内で取引
取引方法注文方法が複数ある現在レートで売買
FXと外貨預金の違い

では、それぞれの項目についてもう少し詳しく解説していきましょう。

FXと外貨預金の手数料の違い!お得なのはどっち?

まずはFXと外貨預金の手数料を比較してみましょう。FX事業者や銀行によって手数料は異なりますが、外貨預金の手数料は高く設定されています。

上記の表では

  • FX:1ドルあたり15銭程度
  • 外貨預金:1ドルあたり1円程度

と記載していますが、これはほんの一例です。

FX・外貨預金共に片道と往復での手数料が異なる場合もあります。また、手数料には消費税が掛かるので、取引額が多くなると消費税を加算することを忘れないようにしてください。

また、外貨預金に限っては預け入れ時の手数料は無料という銀行もあるので、外貨預金を検討している場合には銀行を選ぶ目安にしてください。

ただし、同じ金額を預けて引き出すということを考えた場合には、手数料という面ではFXでの取引を行った方がお得です。

しかも、FXのお得感は手数料だけではありません。

FXも外貨預金も利息が受け取れる!異なる点は?

外貨預金は基本的に預貯金と同じ感覚なので、利息が受け取れるというのは理解できます。しかし、実はFXも外貨預金と同じように利息を受け取ることが可能です。

それだけではありません。外貨預金は満期時などの決まった月に利息が確定し、口座に振り込まれるというのが一般的です。

しかし、FXの場合は利息がスワップポイントという形で毎日確定します。

実は、スワップポイントは単なる利息ではありません。日本での預貯金は残念ながら低金利です。低金利なので預けていても全然儲からないというイメージ。しかし、海外とは金利の差があるので、その金利差を受け取ることができます。

もちろん金利の差があると言っても大きな利益がでるというものではありません。従って、コツコツ積み上げていくというイメージです。

スワップポイントに関しては、下記の記事に詳しく掲載しましたので参考にしてください。

そういった点でも外貨預金よりFXの方がお得です。手数料・利息についてはFXの方がお得ということがわかりましたが、取引金額についてはどうでしょうか。

FXと外貨預金の取引資金の違い!レバレッジが凄い?

FXと外貨預金が最も異なる点は取引資金に関する点です。外貨預金の基本的な仕組みは、あなたが日本の銀行にお金を預けるのと同じです。

一般的な国内の預貯金と違う点は、日本円を外貨にして預けるという点だけ。従って、取引資金としてはあなたが預けた金額となります。

ではFXはどうでしょうか。

FXにはレバレッジというものがあります。レバレッジとは日本語にすると「てこの原理」を意味し、小さな資金で大きな投資ができるという仕組みです。

日本では法律によって規制されているものの、25倍までのレバレッジを掛けることが可能となっています。つまり、資金が1万円しかなくても25万円分の投資が可能です。

ただし、注意しなければならないのが、リスクも大きいという点になります。レバレッジを効かせることによって利益が出た場合には大きな利益を得ることが可能です。しかしその反面、損益が出た時には金額が大きくなります。

レバレッジに関しては下記の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

FXと外貨預金の取引方法の違い!色んな方法がある?

例えば日本円から米ドル、米ドルから日本円に両替する時、その時の為替レートでの両替となります。同様に、外貨預金の場合も預ける時、引き出す時はその時の為替レートでの取引です。

しかし、FXの場合は注文方法が複数あるので、状況に合わせた注文方法を選択することができます。

主な注文方法としては次の3種類があります。

FXの注文方法

  • OCO注文
  • IFD注文
  • IFO注文

それぞれ、どのような注文方法でしょうか。簡単に解説していきましょう。

FXのOCO注文とは?

OCO(オーシーオー)注文は「One Cancels the Other」の略です。注文方法は以下のようになります。

  1. 同時に内容が異なる2つの注文を行う
  2. どちらかが成立したら自動的にもう片方がキャンセルされる

つまり、利益確定の指値とストップロスの逆指値での注文をしておき、どちらかが成立すれば確定するという方法です。

FXのIFD注文とは?

IFD注文とは、「If done」の略です。具体的には次のような手順となります。

  1. ○○円で買い(売り)が成立
  2. △△円に達した時点で売る(買い戻す)

つまり、If 〇〇 then △△. という条件式に従って売り買いを行うというものです。ただし、〇〇の条件が成り立たない場合にはどちらの注文も執行されないので注意してください。

FXのIFO注文とは?

IFO注文は上記のIFD注文とOCO注文を組み合わせた方法になります。つまり、IFD注文とOCO注文の両方のメリットを兼ね備えた方法です。

上記の解説でわかるように、FXはあなたの状況によって注文方法を決められますが、外貨預金ではそのようなことができません。

私

選択肢は多い方が良いですよね!

他の注文方法については、別記事に掲載しています。下記リンクを参考にしてください。

まとめ

FXとは
FXとは

今回はFXと外貨預金の違いについて詳しく解説しました。具体的な相違点としては下記の表のとおりです。

項目FX外貨預金
手数料1ドルあたり15銭程度1ドルあたり1円程度
利息の受け取りあり(スワップポイントとして毎日確定)あり(満期時)
取引資金(レバレッジ)資金の1~25倍まで取引可能資金の範囲内で取引
取引方法注文方法が複数ある現在レートで売買
FXと外貨預金の違い

どちらも為替相場によって利益が変動するという点では非常に似通っていると言えます。しかし、一つ一つ見ていくと、FXの方がメリットが多いのは一目瞭然です。

ただし、レバレッジにより利益が大きくなる可能性がありますが、損益も大きくなる可能性があるという点だけ覚えておいてください。FXのレバレッジは諸刃の剣と言えます。

レバレッジを低い倍率にしてFXを利用する場合には、リスクが低くなるので外貨預金よりもメリットが多くなります。

私

ハイリスク・ハイリターンを望むならFX、ローリスク・ローリターンを望むなら外貨預金が良いかもしれません。

-FX